越冬外部装備材として麻袋(コーヒー豆の空き袋)が何かと便利です。麻袋には通気性があり、巣箱から出る湿気を逃がすことができ、麻袋によって作られた空気の層に防放熱効果があります。麻袋は越冬装備材として非常に優れています。

 

巣箱を麻袋で包み、雨をふせぐために上に波板やベニヤ板を乗せ、重しをします。ビニールシートを切ったものでもOKですが、ビニールシートで全体を被ってはいけません。シート内側に水滴ができ、麻袋が濡れます。巣箱から出る湿気を逃がすために、上を被うだけにします。側面は雨で濡れてもすぐに乾きますから心配いりません。

 

外気が氷点下以下であっても、巣箱を覆った麻袋内側は5~7度Cもあります。越冬装備が巣箱からの放熱をかなり防いでいることがわかります。越冬装備は防寒効果というより、防放熱効果のためといえます。ちなみに、巣箱内は20度Cもあります。